新撰組土方歳三が借りた400両は返済されたのか?-あさが来た
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「あさが来た」で新撰組の土方歳三がついに加野屋にお金を借りに来ましたね。
その額、400両。
あさが本当に返済してもらえるのか、土方歳三に食い下がるところが格好良かったです^^
さて、この400両ってその後どうなるのでしょう?
あさが頑張ったのだから、ちゃんと返済して欲しいと思ったのは自分だけではないはず。
ドラマの展開はわかりませんが、史実を見てみることにしました。
そもそも400両ってどれくらいの価値なの?
そもそも新撰組の土方歳三が借りにきた400両ってどれくらいの価値なのかを調べてみました。
なお、江戸時代の各時期においても差がみられ、米価から計算した金1両の価値は、江戸初期で約10万円前後、中~後期で4~6万円、幕末で約4千円~1万円ほどになります。
(引用元:日銀貨幣博物館)
あさが来たの時代的には幕末なので、1両は4千円~1万円ほどで換算できるようです。
もちろん、江戸時代はモノもサービスも違うので、単純比較できませんが、400両は160万円~400万円くらいということになります。
意外と少ないですね。
自分のイメージと桁が1つほど違いました。
新撰組土方歳三が借りた400両は返ってくる?
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さて、あさが頑張って土方歳三から「返す」と言わせた400両ですが、実際は返ってきたのでしょうか?
後に広岡浅子(あさのモデル)が設立に関わった大同生命は大阪本社にで「新撰組借用書」の特別展示を現在行っているのですが、この借用書が残っていることこそが、借金返済できなかったことの証拠だとされています。
一般的に、新撰組が加島屋から借りたこの四百両は「返済されなかった」とされています。返済すれば破棄、もしくは裏書きして借用主に渡すはずの証文が、貸主である加島屋の手元に残されたままになっているからです。
(引用元:大同生命)
400両のうち300両は返済されたのではという話もあるようですが、完済はされていないようです。
あさが気合いいれて土方歳三に返済するのか確認したのにも関わらず、完済されなかったのは残念ですね。
もっとも、金を借りて1か月後に鳥羽伏見の戦いが勃発して新撰組側が敗れたことを考えると、お金よりも命の方が重要な問題になっていたのかもしれません。
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