【朗報】ノーベル医学生理学賞に大村智氏。寄生虫病から年3億人救う
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ノーベル医学・生理学賞に北里大学特別栄誉教授の大村智さんが選ばれました。
日本人の医学生理学賞の受賞は、iPS細胞で有名な京都大学の山中教授に次いで3人目です。
人の役に立つことが近年では重視されているノーベル医学生理学賞ですが、大村智さんの研究はどんなふうに役立ったのでしょうか?
大村智さん40年前の世紀の大発見が受賞につながる。イベルメクチンは寄生虫病から年3億人救う
大村さんのノーベル賞の研究成果はイベルメクチンというワクチンとして利用されています。
日本ではあまり聞き慣れないかもしれないですが、寄生虫が引き起こし、感染すれば失明することもあるオンコセルカ症やフィラリア症の特効薬として利用されています。
これらの感染症はアフリカや東南アジアの風土病です。
年間約3億人を失明から救っているのだそうです。
オンコセルカ症に関しては、2020年に撲滅する見込みなのだとか。
大変な貢献ですね。
1954年に伊豆のゴルフ場にいったのがきっかけ
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ノーベル賞のきっかけは1954年に伊豆のゴルフ場にいったことだそうです。
当時の大村さんは、ビニール袋を常備し、土壌採取し役立つ微生物を探していたそうですが、その時採取した土壌からみつかった微生物が作り出す物質が、感染症を引き起こす寄生虫に効果があると判明したのです。
この物質をエバーメクチンと大村智さんは名づけました。
このエバーメクチンを使って、感染症の特効薬イベルメクチンを製薬会社と共同で作りあげたのです。
大発見はどこにネタが落ちているのかわからないものですね。
感想
大村智さんは次のように語っていました。
微生物の力を借りて何かできないか
それを絶えず考えてきた
絶えず考えてきたということが、重要なのでしょうね。
ビニール袋を常備して、いつでも土壌採取できるようにする。
そういった姿勢がノーベル賞に繋がったのだと思います。
まさかゴルフ場に世界の多くの人を救い、ノーベル賞に繋がるネタが転がっているなんて普通は思わないですものね。
そういった姿勢は見習いたいものです。
大村智さん、ノーベル賞受賞おめでとうございます!
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